1月26日、前日からの雪が丸山全体を白化粧し、空は青く晴れた美しい冬景色の中、ワークショップ当日を迎えました。朝から自治会長も講師の直子ばぁちゃんもお客様を迎えるべく雪かきに汗を流していましたが、ご参加を申し込みい頂いた14名、無事に会場に到着されました。
(たくさんのお申し込み誠にありがとうございます!)

昨秋のワークショップで作ったわら屋根にもふんわりと雪が積もり…
当日は大阪ほんわかテレビの取材と重なり、ワークショップ開始まもなくは少々緊張感の漂う会場内。

それでも直子さんの笑顔いっぱいのトークと、参加されたお客様の機転の利いた合いの手もあり、やがて田舎のおばぁちゃんの台所にいるような和やかな雰囲気にやわらいでいきました。
19歳でこの村に嫁いで来て以来、半世紀以上もの間、この黒豆煮を炊き続けている直子さん。講義の間中、黒豆のことを「まめさん」とさんづけで呼ぶ中に、この栄養価が高く、そして奥深い魅力をたたえる黒大豆を大切にする想いが溢れています。

代々家族の食卓を彩り、健康を支えてきたそのお味は、ほっこりとやさしく、そして力強い豆の味が生きています。会場からは「今まで食べた黒豆の中で一番おいしい!」の声も!!
豆が煮えるのを待つ間には煎り豆を日本酒につけた「黒豆酒」や、煮汁に蜂蜜を入れて飲む健康法などの紹介もあり、皆興味津々。
枝豆、煎り豆、ご飯にお菓子にそして時に薬代わりと大活躍の黒大豆について知識を深めた後は、待ちに待ったランチタイム。小正月も近いこの日は、高柳シェフがおせち料理のような美しいお弁当を作ってくれました。

白大豆のご飯、鹿肉のロースト、ぶりの照り焼き、海老、卵焼きなどなど。椀の中にはフロフキ大根。ああっ、ちょっとピンボケ…残念…
皆さま、マイ箸をお持ちになり、「いただきま~す!」
お食事タイムをはさんでいっそう和やかな雰囲気になり、後半はシェフの登場です。
黒豆、黒いユニフォーム、そしてシェフのヘアスタイルとカウンターの上のレモン…すべて計算づくです。
甘い煮汁を用意した中に豆を入れてコトコト煮る黒豆煮に対して、こちらは柔らかくしておいた豆を甘いシロップに浸して味を染ませるという作り方。できあがりの姿は似ていても作り方はだいぶ違います
写真手前のグラスには洗った豆を一晩浸しておいた漬け汁。既にアントシアニンが溶け出して栄養価の高い美肌ドリンクになっています。レモンを絞ると色鮮やかに、のどごしさわやかなノンアルコールカクテルといったところ。
テンポよくコンフィチュール作りを進める間に、会場にはバニラとシナモンのなんともいえないよい香が漂い始めました。できあがったコンフィチュールを煮汁で作ったゼリーに乗せて…
最後はうれしいティータイム
薫り高い紅茶とトースト、おしゃれな黒豆ゼリー。シェフや直子さんも一緒に美味しく楽しいおしゃべりタイムを楽しんでいただきました。
お土産には黒豆煮とコンフィチュールそれぞれ一瓶お持ち帰りいただきました。(直子さんより黒豆ポン菓子のおまけもあり)
ご参加いただいた皆さま、本日は誠にありがとうございました。どうぞ次回をお楽しみに、またたびたび丸山にてお目にかかれますことを楽しみにしております。
※テレビの放映は2月5日22:30~の予定です。
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